作務

 

 

 

■作務 その1

 

 

 

朝食を食べ終えたら
お寺では作務(さむ)というものがありました。

これはいつお客さんが来てもいいように、
そしてお寺に来たお客さんを気持ち良くお迎えする為に
お寺を朝一で掃除するのです。

お坊さんがお寺で掃除をしている風景は
テレビでもよく見ますし驚く事も無いですが、

なにせ大きいお寺で
綺麗にしなければいけない範囲が広いので、
鎌田さんから一つ一つ指示を受けて回りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



鎌田さんに指示された場所は客殿まわりの廊下から
研修生やお寺さんが生活している住居の方まで、
そして本堂と祖師堂の全てを全部モップで掃き、
埃やゴミを取ります。

客殿と言うのは、下の絵にある広間、茶の間、上段の間を含めたものらしいです。
(他にも稚児部屋や応接間なんかもある。)

前述した建て替え前のお寺の一部を移築したものはここの部分です。
向こう側にも通路があって客殿まわりはぐるっと一周できます。

 

 

イラスト見てもらってもわかると思いますけど
この広さ。

しかも大体20分以内に
全部綺麗にしなければいけないので
結構忙しかったです。

 

 

 

■作務 その2

 

 

 


こんな大きなお寺を毎朝掃除しているわけですが

毎朝モップかけて埃やゴミを取っても
無くなる事はありませんし、
結局はモンタの毛が
一番のネックだったりして・・

床と壁の間にくもの巣と一緒に
からまってたりして取りづらいもんです。

ちょっとした埃や犬の毛も
しっかり取らなくてはいけないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあお客さんが来た時は
彼(もんた)が場の空気を明るくしてくれるので
しょうがないですけど。

結構彼も良い仕事してました。


受付のカウンターや応接用の部屋
全ての机を拭きます。

また、掃除だけでなく茶の間のお茶セットの
確認なんてこともしてました。

これはお客さんが来た時に
小川住職が茶の間でお茶を出す事が多々あるので
そのためのお茶セットを
常に完璧に用意しておかなくてはいけないようなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



中はこんな感じになってます。
湯のみ 茶托、お茶葉捨て、きゅうす
おしぼりも常にしめらせておきます。

もちろんお茶葉とポットの
お湯も常に切らさないようにします。

 

 

 

 

■作務 その3

 

 

 


祖師堂の脇には檀家さん?からもらった木が
植えられており,
せっかく貰った木を
枯らしてはまずいだろうという事で
これも作務の時、毎朝バケツ三杯ほど水をかけてました。

檀家さんに対する
心配りというんでしょうかね。

お寺というのは住職の所有物ではなく
いわば公共の物ですから
言ってみれば朝の掃除をサボったって
自分の生活に困る事はないんですよ。

なのにそれを毎朝欠かさずやるわけです。
サービス精神というのかプロ意識の高さというのか
それとも悟りを開くための修行の一つなのか。


何かお寺というと檀家に依存してたり
甘えているんじゃないかなんて
イメージもちょっとはありそうですが
そういった部分は見えなかったです。


まあお客さんはいいですが
このサービスを常に提供しなくてはならない
お寺側は大変でしょうけどね。


これが作務というものでした。

ここにくるまで結構更新してきましたが
まだ朝の八時半くらいです。

この後、洋間で朝の打ち合わせがあり
一日が始まるという流れでした。

 

 

 

 

             作務 おしまい

 

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